family renovation

– テーマは『家族』-

 

京都市右京区、桂川に面する築46年のマンションのリノベーション。

築年数の古さを感じさせない、管理の行き届いた明るく自然豊かなマンションです。

 

ちいさなお子様が3人いらっしゃるということで、

「リラックスしながら家族団らんできる空間をづくり」がご希望でした。

 

施主が気に入ったのはヴィンテージマンションならではのその間取り。

現代のマンションではあまり見かけない3LDKの左右に部屋が広がる造りとなっています。

 

日当たりや風通しが良く、生活動線が確保しやすい間取りを

住んでからも実感しているそう。

 

壁式構造ということもあり、スケルトンにはせず間取りそのまま、

もともとの押し入れや収納建具をなくし

オープンにすることで空間をより広く見せました。

キッチンなどの水回り設備は、一部残しています。

 

 

17畳のLDKをすっきりと見せるため、あえてダイニングテーブルを置かず

代わりに、家電やキッチンアイテムが収納可能なオーダーメイドのカウンターを設置。

作業台にもなりダイニングテーブルの役割もこなします。

 

床はオークの無垢床。あたたかみがあり、経年変化が楽しめます。

壁は施主の希望で、プロ指導のもと家族みんなで 漆喰塗りに挑戦されました。

最後には 玄関にお子様3人の手形を。

 

決してプロのようなキレイな仕上がりではないですが、

味があり、なにより愛情たっぷりの

「家族」というテーマにぴったりな空間が出来上がりました。

 

雅組としても初めての試みでしたが、とても喜んでいただけて よかったです。

 

子供部屋の勉強机やテレビボード、オープン収納、異素材の組み合わせ など…

施主のこだわりがたくさん散りばめられたリノベーションとなりました。

 

これからの ” 家族 ” の未来を想像しながらの空間づくりを

楽しませていただきました。

 

ご家族のますますのご発展を、こころから願っております。

 

 

ヴィンテージマンションノ”リノベ”

京都市左京区 比叡山の麓に位置し、若狭に通ずる鯖街道に位置する”八瀬”

程よく市街地から離れ、山々に囲まれた八瀬川沿いに建つ、築30年のヴィンテージマンションのフルリノベーションです。

Warehouse    project

上京区 京町家リノベーション

” 町家再生の アタラシイカタチ ”

北野天満宮、上七軒に程近い ”西陣”
築70年程の連棟の京町家。
織物産業で発展した地域であり、この町家もまた以前は紡績の工場として使用されていました。
そのため多数の修繕工事が行われ、純粋な町家の意匠は保っていませんでした。

物件購入・リノベーションの相談を頂いたのは、オーストラリア出身のファッションデザイナー。
当初はゲストハウスとしての利用も考えておられましたが、近隣の猛反対(!!!)に遭い、断念。。。。。
検討の結果、アトリエ兼住居として計画することになりました。

外観は周辺の町並みと調和するように無彩色の塗壁で仕上げ、織物にちなんだ ”藍色” の磁器質タイルを採用しました。
内部は玄関部分を吹抜とし、採光・南北採風に配慮しています。
1Fはアトリエスペース。
不要な柱・壁を撤去し、フレキシブルな大空間としています。また、浴室は海外のバスルームをイメージして床置きのバスタブを採用しました。
洗面カウンターには、古道具の木屏風を再利用しています。
2Fはリビングスペース。
天井を勾配天井とし、より開放的な空間としています。
キッチンは岡山県のオーダーキッチン ”kitobito”(キトビト)さんにお願いしました。無垢のナラ材で製作されたキッチンはとても美しく、温かみがあります。
https://www.kitobito.jp/
床材には肉厚のパイン材、壁材は城壁漆喰を採用し、古材や古壁と調和させました。

どうしても暗くなりがちで閉鎖的であった古町家を ”アタラシイカタチ” として再生できたのではないかと思います。
この”アタラシイ”場所で、”アタラシイ出会い”・”アタラシイ暮らし” そして、ここから ”アタラシイ文化” が生まれてくることを楽しみにしています。